Cabinet d'Orthodontie Dr. Mayumi
『子どもは小さな大人ではありません』
子どもには子どものための特別な歯のお手入れ方法や治療方法があります。
子どもの体のことは小児科や症状により耳鼻科の先生に診てもらうように、 子どものお口のことは小児歯科、歯並びに関しては矯正歯科の先生に相談してください。 当院では、小児歯科と矯正歯科が連携して、こども専門の歯科治療を行っています。
歯科先進国であるアメリカでは、 最初の歯が生えてから半年以内に小児歯科へ、7歳までに矯正歯科へ訪れることを勧めています。 「子どもがむし歯になったら小児歯科へ」ではなく 「大人になるまでむし歯ゼロですごす」、「遺伝性ではない歯並びの乱れを予防する」ために マタニティママさん、0歳の赤ちゃんからの定期検診をお勧めしています。
当院では、小児期の定期検診を重視しております。 歯は、生えてから数年の間にむし歯にならなければ、その後むし歯になる可能性は非常に低いことがわかっています。 また、遺伝性ではない不正咬合を予防するのにも小児期はとても重要です。 生涯むし歯に悩まされることのないお口をつくるために、遺伝性でない不正咬合を作らないために、この時期に定期的に検診を受けることがとても大切です。
子どものむし歯は、進行が早いことが特徴です。 定期的に歯のチェックをすることで、大きなむし歯になる前に治療を行うことができます。
当院は矯正歯科担当の院長が常駐していますので、定期検診で歯並びのチェックも併せて行うことができます。 矯正のチェック=矯正装置をつける、ということではありません。適切な時期にレントゲンを撮影し、異常をみつけ、適切な処置を行うことで、遺伝性ではない不正咬合を予防します。
歯ブラシの届きにくい場所や歯の溝の隅々まで、特別な機械を使って定期的に大掃除をすることで、お口の中の菌の数を減らすことができます。
まずはいつもの歯磨きのチェック。 磨き残しはないかな? 子供のお口の中は、歯の生え変わりなどで劇的に変化する時期であり、また「自分で歯を磨く」生活習慣を身につける時期でもあります。 年齢やお口の状態に応じた歯磨きの仕方を練習しましょう。お父さんお母さんの「仕上げみがき」の練習も行います。
フッ素は生えたばかりの歯に最も効果を発揮します。 次々と新しい歯が生えてくる時期に、歯科医院専用のフッ素を定期的に塗りましょう。
生えたばかりの奥歯は溝からむし歯になることがほとんどです。 歯を強くする成分(フッ素)を持続的に歯に与えてくれる材料を溝に流し込むことで、むし歯予防をしましょう。
最初は緊張していたり治療を嫌がったりしているお子様でも、 歯医者さんと仲良しになることで治療を頑張ってくれるようになることがよくあります。 当院では、全てのお子さまと「仲良しになる」ことを大切にしています。
治療をする前に、器具に触ってみたり、機械を使ってお口のお掃除をしたり、 簡単なことだけを行って歯医者さんの練習をする場合があります(トレーニング)。
しかしながら、治療を先延ばしにすることで、むし歯も進んでしまいますので、 トレーニングだけを何度も繰り返すことはお勧めしていません。
乳歯の根の先には「永久歯の卵」が眠っています。
乳歯のむし歯がひどくなると、永久歯が正常に育たなくなってしまうことがあります。
最初にむし歯を見つけたときに治療しておけば、たった1回の簡単な治療で済んだはずのむし歯も、
進行すればするほど、その治療に必要な時間も回数も増え、永久歯に悪い影響を与えるリスクも増えていきます。
小児の歯科治療については「子供が嫌がる治療はしない」という考え方もありますが、 当院では必要と判断される治療は「なるべく早く」「確実に」行うことをお勧めしています。 歯が生えたばかりの赤ちゃんでも、泣きむしさんでも大暴れくんでも大丈夫。私たちは子ども専門の歯医者さんです。
子どもの歯は、大人とは違うことがたくさんあります。 一刻も早く治療しなくてはならない状態もあれば、「穴が大きいから神経の治療をする」ことが適切ではない場合もあります。 子ども専用の特別な器具を用いて、子どものための治療を行います。 乳歯のむし歯が原因で大切な永久歯がとりかえしのつかないことになる前に、ぜひ一度ご相談ください。
(「お口の椅子」と呼んでいます。)
子どもは長時間お口を開けているのが難しい場合があります。
治療の途中でお口が閉じてしまうと大変危険なため、開口器と呼ばれるブロックを使用します。
ラバーダムというゴムシートを使用して、治療する歯だけを出して行います。
子どもは大人に比べ唾液の量がとても多いのですが、歯科治療の材料はそのほとんどが唾液に触れると効果を失ってしまいます。
ラバーダムをすることで治療場所が唾液に触れないようにすることができます。
また、治療中に舌や頬を動かしてしまい、器具が接触して怪我をしてしまうことを防ぐことや、
歯を削っている最中のお水や治療に使用するお薬が口の中に入らないようにする目的があります。
小児歯科で最も重要なのは「むし歯にならないお口をつくる」ことです。
生えてから最初の数年間の歯のお手入れが、その歯の一生に大きく関わります。
初めての歯が生える時期、また永久歯への生え変わりの時期である子供の時期にしっかりお口の管理をすることで、
生涯むし歯に悩まされないお口を保つことができます。
赤ちゃんはお口の中にむし歯菌が全くいない状態で産まれてきます。
その後のお子さんのお口の状態を決めるのはママとパパ次第です。
特に、1歳半から2歳半くらいまでの時期は「感染の窓」と呼ばれ、
周りの環境、特にママからお子さまへのむし歯菌の感染が顕著な時期であることがわかっています。
この時期に家族みんなでむし歯菌の少ない環境をつくることが、
お子さまの健康なお口を育てるのにとても重要になります。
当院ではマタニティママさん、0歳の赤ちゃんからの定期検診、歯みがき指導、おやつやお食事の相談、むし歯予防処置を行っています。
また、当院は八潮市歯科医師会会員のため、八潮市在住のマタニティママさんには、無料で妊婦歯科健診を行っています。
「マイナス1才からのむし歯予防」で、お子さんに健康なお口をプレゼントしましょう。